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2006年9月1日実施 永住権申請手順に関する変更
SAP (Simplifies Application Program) の施行細目

適用対象

本変更は現時点では連邦政府の経済移民クラスの内の、熟練労働者カテ  ゴリー(Skilled Wroker)とビジネスカテゴリー(企業家、投資家、自営業)が対象です。現時点では2006年9月1日からBFのカナダ領事館を除く世界中の全てのイミグレーション事務所で適用される事になっています。 。

適用対象外:
1)北米地域統括イミグレーション事務所(カナダ総領事館、Immigration Regional Program Center、Buffalo, NY)は唯一のSAP適用外事務所です。9月1日以降も従来の方法を踏襲しますのでご注意下さい。北米に居住中でBFに提出される方は従来どおりとなります。
 
2)連邦熟練労働者カテゴリーで申請する場合で、且つカナダ雇用主からAEOを確保している場合。(AEO:Arranged Employment Opinion)この場合は提出先に係わらず待ち時間無しの最優先扱いで、審査は直ぐに開始されます。始めから必要書類を同封し従来の方法で提出する事が必要です。
 
3)連邦経済移民の中でも州推薦移民プログラム(PNP)は対象外です。又ケベック移民プログラムや配偶者、両親の呼び寄せの為の家族移民も従来の方法に変更は有りません。
 

申請手順変更

当該クラスでの申請は9月1日以降は2段階申請システムが採用される為、イニシャル申請(始めの)の手続きが大幅に簡略化されます。必要書類は1)申請用紙(IMM0008SW)2)代理人指定届け用紙(IMM5476)*もしも代理人申請を行う場合 3)申請費 以上のみです。語学力証明の為の英語テスト結果を含むサポート資料は一切不要です。審査上必要な情報やサポート資料は後日、審査順番が回って来た段階で担当オフィサーから通知されます。SAPも従来の方法も法律上有効な申請手順なので、誤って従来の方法で申請しても、SAP上設定された条件を満たせば受理が拒否される事は有りません。しかしサポート資料一式は返却されます。SAPでイニシャル申請を行う目的は要するに審査順番待ちだけですから審査に必要な書類は不要と言うことです。イニシャル申請が受理されると、受理確認手紙が発行されますが、そこで推定待ち時間(ビザ発行までの時間では有りません)も知らされます。この期間はオフィサーから指示が有る迄は、以下の例外情報を除き一切の資料提出は認められません。但し以下の情報は直ちに報告する必要が有ります。1)郵送メールアドレスの変更、2)代理人の氏名解除/変更届け、3)申請取り下げ、4)PNPで推薦され、Nomination Certificateを取得した場合、5)AEOを取得した場合。以上の4)5)の場合は、それぞれ、Nomination Certificate、AEOを提出すると、その時点で審査が開始されます。資料提供通知は審査開始4ヶ月前頃に担当オフィサーから行われます。資料が到着次第オフィサーは即座に審査に入りますから、完璧なサポート資料の準備・提出が大切です。 尚イニシャル申請の受理通知には推測待ち時間が6ヶ月単位で記入されていますが、この間に申請者が申請を取り下げると申請費が返却されます。 最終審査の内容は現在と何ら変わりは有りません。SAPだからと言って、審査基準が容易になった訳では有りませんのでご注意下さい。審査対象内容は申請時に凍結された事実に加え、申請から審査までの待ち時間の間に起きた点数査定対象の事実を加える事が出来ます。例えば申請時に比べ、学歴、職歴、語学力、カナダ適応力などの項目での点数を改善する事も可能です。因みに英語テストの有効期限(1年間)に関しては、現行法では申請時に1年未満であれば有効ですからSAP下でもこの規準は適用されます。即ち資料提出時には3年前のものであっても、イニシャル申請時点で1年未満のテスト結果ならば有効と認められます。

変更の背景

現時点での全世界レベルで、審査待ちの提出済み連邦経済移民申請数は50万人を超えています。この在庫数は現在の処理スピードから判断すると4年分の在庫です。今回のSAPの発表は、在庫過多から来る審査時間の長期化を考慮した結果です。申請者の無駄な努力を省く一方、申請後は追加情報は原則として認めないことで、イミグレーションサイドで今まで負担となっていた資料の出し入れ等無駄な作業を削減し作業効率を上げる事を意図しています。又、サポート資料を含む膨大な申請書類の保管も頭痛の種でしたがこの問題解決も目標の一つです。しかしながら在庫過多が申請時間の長期化は処理スピードの問題では無く受け入れ新移民年間枠の問題です。ですから現状の23−24万人の年間予定枠を大幅に増やさない限り解決するものでは無い事は明白です。
 
SAPは審査が開始されない限り待ち時間の間なら申請費返却を含む申請の取り下げも可能なので、申請手順の容易さ経済的な負担の少なさから、“取敢えず申請派が増える事も予想されます。カナダ永住の進路がまだ明確では無い或いは点数が不足している場合など、ただ悩み日本で待つのならば取敢えずSAPで申請を済ませ、順番を確保しつつ課題に取り組むと方法は現実的だと思います。

最後に、今回のSAPの紹介はカナダ永住権を短時間で達成する事には直接結びついているものでは有りません。当初の申請手続きが面倒を後回しにした為、取敢えず容易になっただけです。マニラでの待ち時間の4−5年には変化は無く審査基準、準備内容も同じです。皆さんの審査時間の短縮に本当に繋がるのは、最優先扱いを受けるケースで申請出来る様に努力することです。具体的には、恒久雇用オファー(AEO)の確保、PNPで州推薦を確保、或いはカナダ一時就労(LMO)の実現、などは何れも待ち時間は無いか少ない事をご理解下さい。

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